韓国語書籍「生きたいという冗談」ホ・ジウン著 4年ぶりの新作エッセイ本
〜僕は生きることに決めた〜
2018年、血液がんの一種である悪性リンパ腫という大きな試練を経験した作家ホ・ジウンが、4年ぶりに人生について以前とは明らかに違う視点で渾身の力を注いで書いた新作エッセイ。
大きなプレッシャーを抱え、絶望と戦うすべての人々に伝える25編のストーリーが収録されている。
痛みと不幸から逃げるために、不幸のせいにするばかりでややもすれば被害者妄想に陥ってしまうこともある。不幸な現実のせいで自分がこんなひどい状況に置かれ、不幸だから今いる場所から逃れられないと絶望を感じる悪循環…。
こんな状況について著者は、数多くの不幸はすべてはっきりした原因があるから起こるわけではないと論ずる。
すべての出来事において、因果関係として存在するのは始まりと終わりだけだと解く。
残りは複雑に絡み合った糸のように正確な原因を探すことはできない。
つまり、不幸を引き寄せた原因に執着することになんの意味もない。
不幸の因果関係の答えをなんとか探そうと頑張っている人にお伝えしたいことがある。
「あなたの考えるその因果関係のせいで不幸が起きているわけではない」と。
「起こった出来事は、ただ起きただけなのだ」と。
「だから、大丈夫だ」と。
誰かのせいにすることに力を注ぐのではなく、後始末をして、対処して、次のアクションをとろう。
そんな風に行動してこそ、次の不幸がやってきた時、今よりももっとスムーズに対処できるのだ。
■出版社:ウンジン知識ハウス
■著:ホ・ジウン
■発売日:2020年8月12日
■ページ数:276ページ
■サイズ:124×188mm
※本文は韓国語です。
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